ダメなRFP(2)

 2018.07.31  宮下

現行システムの機能が記述されたRFPも良く見かけます。システムの機能範囲はわかるのですが、これでは、どんなシステムにしたいのかが全く分かりません。

 RFPを作成したこともなければ、RFPをどのように作成すれば良いかが分からないお客様のケースに良くあります。

 現行システムの焼き直しになり、同じ機能で技術基盤が新しくなっただけの新システムが作られかねません。

 自分たちではRFPをまとめられないので、現行システム機能をまとめた、ということが見え見えです。

現行システム機能をまとめた上で、せめて、現行システムの問題点や改善したい点なども記載されていれば、格段に良くなります。

どのようなシステムにしたいかが間接的ではありますが、少しは明確になりますので。

提案ベンダーは改善内容も踏まえて提案を作成することで、ある程度は現行システムの問題点が解決できるようにはなりますが、改善方向があいまいであるため想定と違う方向になる可能性があります。

現行の基幹システムが手作りのシステムの場合、それをパッケージベースの基幹システムにそのまま切替えようとすると多数のアドオン開発が必要となってしまうことが良くあります。ユーザーの要求にきめ細かく対応して機能を作り込んでいると、それらのきめ細かさはパッケージの標準機能には存在しないため、すべてが開発での対応になってしまうのです。ERP導入プロジェクトの失敗例で良くあるケースです。

確かにきめ細かな対応でユーザーの使い勝手は良いのですが、逆に、簡単に機能を修正できない、誰だれさんでないと直せない、など、別の面が犠牲になっているのです。

これまでとは根本的に考え方を変えていかないと良い新システムとはならないのです。

そのあたりの基本的な方針も定めて新システムに求める方向性や要件を明確にしていくことが重要なのです。

 

最新のクラウドERP、Microsoft Dynamics 365についての詳細はこちらから。

RECOMMEND関連記事


RECENT POST「ERP」の最新記事


この記事が気に入ったらいいねしよう!